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二子山理事長テープから見る相撲界

ぶっとんだ。

まさかこんなテープがあるとは思わなかったし、

このような会議があったことも知らなかった。

私は昔から、

土俵の鬼と言われた、

初代横綱若乃花(二子山理事長)が好きだった。

有無を言わさず、

相撲道を大切にし、突き進んだ人だった。

二子山理事長も、出羽海理事も、

無気力相撲があることを認めている。

そしてその間に金銭のやりとりがあることを、

このテープで認めている。

それは昔からあったことも認めている。

ただ、間違えてはいけないことは、

当時平成3年の時点で、

土俵の鬼と呼ばれた初代若乃花が、

親方衆を集め、関取衆を集め、

「そんな相撲をしていていいと思っているのか!」と、

怒鳴りつけ、

心の底から、

そんな恥ずかしい相撲を取っていていいのかと、

問題を提示し、

このままではいけないから、

皆で協力して、

無気力相撲を撲滅していこうと、

この17年前にすでに、

改革を行おうと言っていることである。

この平成3年の時点で、

金銭のやり取りのある無気力相撲を、

やめなさいと言っている。

心から、

いや、

魂から相撲道を愛した、

初代若乃花が、

なんとかせねば落ちるところまで落ちると思い、

17年前に、撲滅を掲げたのだ。

この会議の後から始まった9月場所初日は、

とんでもなく、良い相撲が続いたのだ。

力士達が、肝に銘じ、

いや、やばいと思い、

ガチで向かったのだろう。

その結果、最高の初日を迎えていた。

当時は若貴ブームというものがあって、

いつも超満員だったが、

この時の場所は本当に良かった。

しかし、二子山理事が退職し、

北の湖政権になってから、

どんどん角界が汚れて行った。

あの時、初代若乃花が危惧していた、

落ちるところまで落ちると言ったことが、

現実に起きてきた。

私が見ていて、

一日の取り組みの8割が注射のように思われる。

手に汗握るなんてものは、

場所を通して、一番あるかないか。

朝青龍を初め、

千代大海にしても、

本当に注射相撲が、多すぎる。

そんなものは見ていればすぐわかる。

そして、外国人力士が多くなってきた頃から、

本当に取り組みが汚れ放題汚れてきた。

やはり、

武士道は、外人にはわかりにくいのが現状だ。

そして、

若い親方衆が、

欲にまみれているのが、

諸悪の根源であろう。

朝潮があれだけ馬鹿だから、

朝青龍もその馬鹿さ加減を引き継いでいる。

親がバカなら、子もバカなのだ。

子に原因というよりは、

やはり親方に原因がある。

17年前の会議で、

二子山理事長は、

親方衆、若い親方衆にもきちんと、

苦言を呈している。

にもかかわらず、

やはり欲に目がくらんだ親方衆は、

当時の理事がほぼ全とっかえした、

新北の湖政権では、

無気力相撲が横行することとなった。

私は、

人情からくる、

無気力相撲は、それなりにあっても良いと思う。

しかし、間違ってはいけないのは、

そこに金銭が絡まないという絶対条件があるということだ。

北の湖は、無気力相撲と八百長は違うというが、

金銭のやり取りがある、無気力相撲を八百長と言うのだ。

そこに金銭のやりとりがなければ、

まだ眼はつむれるのだ。

であるから、

現在の相撲には、八百長が蔓延しているということになる。

そんなことは、見ていればわかる。

そこに武士の情けなんてものはない。

あるのは、

欲だ。

今回の裁判で、どうにもならないだろうと思っていたが、

このテープが出てきたことで、

前回の北の湖の会見は、

ほとんど真実味が無いということになった。

なぜなら、当時その会議に彼は参加していたし、

そんな会議はなかったと証言したが、

テープが出てきたため、

「記憶にございません」としか言えなくなったからだ。

同時に、証言の真実味は消えた。

17年も前から、金銭のやりとりがあったことが、

はっきりとしたのだ。

私は、

男の武士道に、

裁判をいれることなんざ、

男のすることではないと思っている。

板井さんがどのような気持ちで臨んでいるのかは、

わからないが、

またあのフリーライターがどういう気持ちかはわからないが、

本当に相撲を愛していたら、

また武道を愛していたら、

裁判などということはしないだろう。

本当に相撲界を良くしたいのであれば、

「こういうテープがあります。

 私たちは真実を知っていますし、

 証拠もあります。

 どうしますか?」

と、議論を持ちかけ、

相撲協会側と話し合いをもつことのほうが大切だ。

こんな裁判をして、

相撲が汚されるだけでなく、

国技をも汚され、いやなイメージしか残らない。

膿を出すだけ出すために、裁判をしているとは

思えない。

裁判をしたところで、

もし、判決が八百長ありましたと出て、

一体どうするというのだ。

そんなことに白黒つけて、

どうするのだ。

黒だとわかって、

それにかかわった、親方、力士、床山、若い衆、

全員クビにすればそれですむのか。

いや、決して何もかわらないだろう。

注射は減るかもしれないが、

いやな、黒いイメージがこびりついて残るだろう。

そんな武士道に反したことはしないで、

やはり、内密に、

テープや証拠を持ち出して、

相撲協会側と話し合っていくことが大切なはずだ。

確かに相手はやくざかもしれないが、

そこは弁護士をたてて、

カメラも回しながら、

男の約束で、

改善した場合は、このテープは出さないなどして、

こんな国民に恥をさらすような裁判など、

しないほうが良かったと思う。

でも、この裁判のおかげで、

今までの角界がどれだけ腐っていたかもよくわかった。

でも、これ以上の泥沼はもうやめて、

お互いが歩み寄ってほしい。

八百長はあるなんてことは、

世の中みんな知っているのだから、

金銭を絡めた無気力相撲を撲滅しようと、

お互いが協力し合って、

神事である国技を守っていってほしいものだ。

しかしこのテープには衝撃を受けた。

同時に、

土俵の鬼と言われた、

初代横綱若乃花の熱い魂も、

知ることができた。

やはり、

ああいう相撲道を分かっている人が、

上に立たなくてはいけないと思う。

これを機に、

本当に相撲界から、

金銭絡みの無気力相撲、

即ち八百長を撲滅していってほしい。

人情絡みの人情相撲は目をつむって、

本当の、

相撲道を突き進んでいってほしい。

神事なのだから。

国技なのだから。

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