男 王監督
しびれた。
ひさしぶりに完全にしびれた。
目頭が熱くなるくらい、
しびれた。
「来世、生まれ変わったら同じチームでホームラン競争をやろう」。
こういう言葉を、一体世の中のどれだけの人が言えるだろう。
お疲れ様でもなく、御苦労さまでもなく、
相手の実力を認め、敬意を示し、
「来世、生まれ変わったら同じチームでホームラン競争をやろう」
ですって。
いやあ、本当に、王監督は男の中の男ですわ。
生まれ変わっても、お互い野球をやって、
しかも同じチームで、
しかもお互いホームラン競争だなんて、
最高の贈り言葉ですよ。
普通の人は言えないです。
神様的存在の王監督だからこその言葉ですよ。
しびれました。
でも、なんだかやたらにニュースでは、
男 清原って騒いでいますが、
本当に彼が男かどうかは疑問です。
もし本当に男だったら、
ずっと西武にいるべきだったし、
巨人ではなく、阪神に行くべきだったし、
ピアスなどあけやしないし、
日焼けサロンには行かないだろうし、
格闘技ヌル山のセコンドなどつかないだろう。
カリスマ性を持っているし、
人気者であることは間違いない。
しかし番長などと呼ばれ、
ふんぞり返って、とんぼをバックに出てくるような人は、
本当の男ではないだろう。
強いが強さを外に出さず、
いつも謙虚に頭を垂れる人の方が、
本当に強い男だ。
まあ、しかし世間一般的には、
男 清原と言うだろうし、
大多数派の人はそれで満足するし、
一緒にとんぼ歌って泣けたりするのだろう。
昨日のスポーツニュースで、
みんな感動した感動したって言って、
泣いていっしょにとんぼ歌いましたって言うけど、
それ本当?って思います。
王監督の言葉には死ぬほどしびれ、感動しましたが、
別にあの引退セレモニーは、感動する要素がどこにあるのだろう。
金本との男の友情は感動を呼ぶかもしれないが、
それは別に人前でやらなくても良いことだし、
セレモニーはあくまでセレモニー、
なんだかshow的な感じがして、
しかも長渕出てきて、歌っちゃうんだもん。
そりゃ、ファンの人はいいですけど、
それをスポーツニュースでガンガン流されても、
別になんとも思わないどころか、
え?まじで?そんなことやって恥ずかしくないのかなと思うし、
それよりも、
潔くセレモニー的なことなどしないで、スパっとやめた方が、
ずっと男の花道だろう。
いや、本人がやりたいならやっても良いと思う。
ただ、普通の試合後の話で、
それをニュースで放送するのは、
どうなんでしょうか。
なんだか世の中、
みんなああいうのが好きなんだ。
それが大多数派なんだ。
子供じみた演出、
一緒に歌っちゃう、
スポットライト、
世の中そんなものなんだ。
そういう人が大多数だからね。
みんな、そういうことで感動しちゃうんだから、
いいよね。
もっともっと、
シンプルな生き方の方が、ずっと感動を呼ぶんだがな。
王監督との言葉だけを流した方が、
ずっと良い引退試合のように思われる。
が、そういう考えの人は少ないものだ。
引退。
感動。
自己陶酔。
でも、
大好きな選手が引退するっていう瞬間は、
ファンなら誰でも切なくなるものだ。
その感動は、
誰でも同じなのだろう。
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